2013年05月25日 14:59

ワイン道 その4

今回は赤ワインと料理のあわせかた。
私が好きな赤ワインの産地はフランス ボルドー地方
メドック地区のワインです。
いわゆるシャトー・◯◯◯と言う名前のワインが多い地区です。

ボルドー地方はここです。

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ボルドーワインは高級と言われますが・・・
なんとか手の届く価格2000円〜3000円の範囲で
おすすめワインを3本紹介します。


シャトー・ポタンサック 楽天最低価格 2,362円(税込)
楽天スーパーセール6月2日 0時より240本販売されますので
赤ワインが好きな方は試してください。

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シャトー・モーカイユ 楽天最低価格 2,919円
骨格のしっかりした、どっしりとした感じのするワインです。
ブルーチーズに良く合います。

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シャトー・シャス・スプリーン 楽天最低価格 2,980円

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フランス語でシャスは「遠ざかる」
スプリーンは「悲しみ」
合わせると「悲しみが遠ざかる」
逆にして考えると「幸せがやってくる・・・」

これは、ホテルの後輩だったH君が結婚披露宴に出席させて頂いた際
お祝いのスピーチの際に言わせて頂きました。

当然その際のヴィンテージは2人が出会った年です・・・
言葉と一緒に、ワインと抜栓して2人に飲んで頂きました。

ボルドーワインに合わせて簡単にできる料理を紹介します。
大手百貨店に行くと子羊の骨付きを買います。
いわゆる・・・ラムチョップ

これです。
100グラムで400円位です。
3切れ位が1人前です。

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野菜コーナーでクレソンを買います。
これです。
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チーズ売り場に行ってブルーチーズを買います。
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そして・・・
調理します。
子羊に塩・黒胡椒をします。
フライパンを暖めます。
暖まったところで、オリーブオイルを入れます。
そして子羊を焼きます。
片面はじっくりと焼きます。
ひっくり返して、もう片面は焦げ目をつける程度です。
中火でゆっくりと焼きます。
焼いた子羊を皿に移します。
フライパンに合わせて飲む赤ワインを30cc入れます。
次にブルーチーズを入れて溶かします。
黒胡椒を少し入れます。
ソースぽくなりましたら完成です。
焼いた子羊にかけクレソンを添えると、こんな感じになります。

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私の場合はワイン1本を飲む時間は1時間半〜2時間です。
クラッシックでも映画でも起承転結になる鑑賞をしながら食べます。
飲みます。 
子羊がなくなりましたら、クレソンとブルーチーズで楽しみます。
1人で家にいる時に、こんなことをして楽しむと
なかなか・・・しあわせな時間ですよ。
掛かる費用は・・・3,500 〜 4,000円

投稿者:階地忠浩  | コメント (0)

2013年05月24日 16:00

家の掃除は「グラノス」を使ってください・・実践編

Oh!のお家にお住まいの皆さんへ。先日 木製サッシのメンテナンス風景をご紹介したところ 複数の方から早速お問い合わせや塗料の注文をいただきました。わたしとしては お家が長持ちするのでとてもうれしい限りです。Oh!ファミリーの皆さん。自分で出来るメンテナンスで 家をかわいがりつつ 長持ちさせましょうね!さて 今回は 床や棚 カウンターのお掃除似ついてです。床の塗料はアルドボスですが これは定期的に塗り直すとさらに美しさが長持ちするのですが 日々のお掃除は 我が家の場合には 掃除機をかける。ほうきで掃く。そして水拭き。これでたいていはきれいになります。でもキッチンの作業スペースは 使用頻度も高くハードな使い方なので 一番汚れがちです。しかも 猫の茶丸は ことあるごとに食べた物をはいています。我が家のリビングの床はローズウッドですが 濃い床の色の場合には汚れが目立ちます。汚れた状態の床。
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投稿者:かいちまさこ  | コメント (0)

2013年05月24日 15:45

岡本のT様邸のプレカット会議 開催される

5/22  3時から プレカット会議が開催されました。
監督曰く 「今回 中庭がないですね。もしかしてすごくスムーズにいくんじゃないでしょうか?」かいち『・・・そうですか・・・』そうあってもらいたいと必ずいつも願いますが これまでそうなったことはなく・・・
今回の T様のお宅は駅のホームから目と鼻の先の好立地ですが 前面道路は細く専用通路も細いので 当初からレッカーが入らない事は明白で 旧宅の解体から 基礎工事まで ほぼ人力に頼っての工事になりました。棟上げや重い物の納品は 荷揚げ屋さんの登場となります。当然 大工さんを始め職人さん達の労力は いつも以上になります。

そんな 事を知ってかしらずか 会議は和やかに進みます。
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投稿者:かいちまさこ  | コメント (0)

2013年05月24日 14:28

珪藻土 伊高左官のテクスチャー

0h!の家は室内壁に珪藻土を使います。
珪藻土を塗って頂いているのは 伊高左官です。
ドイツにも一緒に珪藻土を塗りに行きました。

伊高さんと私です。後ろに見えている家がドイツで珪藻土の
リフォームをしたオリバー邸です。雪が・・積もっていました。

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話が脱線しますが・・・
オリバーも珪藻土を塗りました。
完成したリビングの写真も・・・

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かいちまさこ の希望で伊高左官にいろんなテクスチャー(模様)
で塗って頂いています。

伊高さんの珪藻土左官の技術力は高く
私が 今迄会った関西の左官の中で ダントツに1番です。

仕上げする鏝は
金鏝(珪藻土の金鏝はステンレスの厚みが薄いのが特徴です)
金鏝で仕上げると珪藻土の表面が さらっと仕上がります。

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木鏝
木鏝で仕上げると珪藻土の表面が荒く仕上がります。

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大きく分けると、この2つに分類されます。
それぞれ、用途に合わせてサイズが変わりますので伊高左官の
道具箱には鏝が たくさん入っています。

こんな鏝も必要です
入り角はこの鏝で仕上げをします。

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出角はこの鏝で仕上げをします。

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芦屋市 K邸では、こんなテクスチャーで塗りました。
下記の写真はK邸の現場で取りました。

壁面 金鏝の引きずり このテクスチャーが基本になります。
   金鏝でこてなみがのこる程度にさっと塗った後 追っかけ
   (すぐに)金鏝を横に滑らせて模様を付けます。
 
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壁面 上に記載した塗り方を横ではなく縦に鏝を使って
   八の字の感じで仕上げたパターンです。

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壁面 ハケ引き 金鏝で、こてなみを残して塗った後に
   ハケで扇型にさっと模様を付けます。

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壁面 ハケで横に引いた後にヘッドカット

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壁面 ハケで縦に引いています。
   このテクスチャーは吹抜けに使います。
   吹抜けに、このテクスチャーは技術がいります。
   足場を降りながら、ハケを縦に引いていきます。
   ぶれないで まっすぐになっている模様は圧巻です。

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壁面 木鏝の引きずりヘッドカット
   金鏝でこてなみが残る程度で塗った後に
   木鏝を横に滑らせて模様を付けます。
   そして、ノートのシタジキ見たいなもので表面をなでる
   ように抑えてして仕上げます。

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壁面 上の塗り方を斜めに塗っています。
   このテクスチャーは階段の壁に塗っています。
   階段の角度に合わせて塗って行きます。
   以前、かいちまさこ がこのテクスチャーを「獅子座流星群」
   と命名しました。
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天井 金鏝のランダム 鏝で小さく円を描くように塗ります。

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そして・・・テクスチャーの合体
天井と建築化照明と壁は全て塗り方を変えています。
テクスチャーによって、夜に照明をつけると陰影によって
壁がいろいろな顔を見せてくれます。

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K邸では、上記以外にもテクスチャーがありましたが
私の写真がぶれていて・・・掲載すると伊高さんに失礼ですので
綺麗に取れた写真だけを掲載しました。


投稿者:階地忠浩  | コメント (0)

2013年05月22日 21:33

六笠正弘氏と私(階地忠浩)の思い出

村野先生は会ってから2年後に1984年に他界されました。
ミートナイフがギザギザになったことも報告できませんでした。
村野先生が教えてくれたことを1つ忘れていました。
今はあるかどうかは知りませんが・・・
客室の前に白く塗った格子のロートアイアンがあります。
この格子戸を開けてから客室の扉があります。
この格子戸は「自分の家に帰って来た時のような、ほ・・とした感じを
イメージすると廊下からすぐにドアでなく、格子戸を開いて閉めてそして
玄関ドアへの導線イメージだそうです。
宿泊棟の最上階にレストランを作らなかったのは・・・
宿泊とレストランとは分離するべきと思われたからだそうです。

今だと解ります。
かいちまさこ がプランの基本にしているPP分離の考えだと思います。
パプリックとプライベートに分かれる考えです。

当時のルームサービスの制服は薄いピンク 客室の壁紙も白地にピンクの
小花・・・白と薄いピンク これが上質なメルヘンの世界でした。
ベットスプレッドからインテリアまでこだわったホテルだったのですが・・・
今では、村野先生の意図は首脳陣によって裏切られています。

そして・・・
私が理想をしているのは、何年努めても従業員の名前も顔も把握できない
巨大ホテルではなく、小型のホテルで勤務したいと言う思いが強く
なってきました。
新高輪プリンスは946室 まさに巨大ホテルです。
ホテルの規模は客室数が基準になります。
その頃、大阪にプリンスホテルができると聞きました。
「守口プリンスホテル」客室数 175室 理想の客室数です。

これが外観です。
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そして、人事の渡辺課長に移動願いを提出します。
渡辺課長の返事は「なるほど・・・気持ちは解る 考えておきます」でした。

そらから数ヶ月後 その守口プリンスの総支配人 平井さんが新高輪プリンス
に宿泊され、偶然にも鍋焼きうどんをルームサービスで注文されました。
偶然、私がサービスする機械を得ました。
これは、運命だと思い人生最初の直談判をしました。

「平井さん、私は巨大ホテルでは心の通ったサービスはできないと思います。
 ですので・・・・私を・・私を連れて行ってください。 お願いします。」

それから・・・7日後 辞令が下ります。
「階地忠浩 守口プリンスホテル出向を命じる」

後で知ったことですが、守口プリンスは西武 堤義明会長と 松下電器 
松下幸之助氏との関係で実現したホテルでしたので、経営する松下興産から
委託するプリンスホテルのメンバーはプリンスホテルの中でもよりすぐりの
熟練された責任者のメンバーでした。
修行中のホテルマン・・・20代は私だけでした。
さして経験も実績のない私が守口プリンスに行けた理由は、平井さんが
人事の渡辺課長に「この前 新高輪に泊まった時にルームサービスを
頼んだら、生きのいいウエイターが来て守口プリンスに連れて行ってください
と言われた。その子を連れて行くから手配をしてくれ」と指示されたそうです。

そして、私が結婚する際に平井さんが仲人になるのですから人生は楽しいです。
その話も後日ブログに書きます。

そして守口プリンスホテルへ・・・
そのころ取ったレストランのプリンスからの出向者です。
無理やりだけに 私だけ若いでしょ・・・当時 階地忠浩 24才

右から堀さん 高輪プリンスホテル フランス料理 トリアノン出身
そして私
隣が中島さん(部長です) 新高輪プリンスホテル 和食 清水出身
そして鎌田さん 新高輪プリンスホテル イタリアン「マルモラータ」出身
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その頃に一緒に働いていた小川君(小川君は現在和歌山マリーナシティに勤務)
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そして守口プリンスホテルに着任して2年後に 小川昌子さんに出会い結婚
当時 彼女は松下電器の本社秘書室に勤務していました。
そして その結婚を喜んでくれた人・・・
松下幸之助 相談役の秘書 六笠室長でした。

右が六笠室長です。
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六笠室長は松下幸之助相談役の関係者であるK先生と良くホテルに
来られていました。 その担当は結婚する前から私でした。
守口プリンスで食事に来られた六笠さんに結婚を報告した時に言われた
ことを思い出します。
「小川さんと結婚するのは嬉しいことだね・・・
 西武と松下が協力して作ったホテルで西武と松下の社員がその縁で
 結婚した二人は本当の意味で、その結晶だね。
 そして・・・
 ただ階地君、結婚ならば東京に帰りなさい。ここは居ても西武の本体では
 ないのだから、将来はなかなかトップになれない。 
 もし、君が言えないのならば私から平井さんに言ってお願いしようか・・・
 そして将来ここに帰って来なさい。」

その祝いの返事は「どうかな?」と思いながら現実は確かにそうです。
私の将来を思って、言われた言葉に
心から「ありがとうございます」と答えた後
「ただ・・・出世よりも私は平井総支配人と一緒のこのホテルが好きです。
心が通った このホテルが好きです。
笑顔で、あの玄関から入ってくる お客様に会うことが好きです。
それに 六笠さんにも会えなくなりますから・・ここに居たいと思います。」
とお伝えしました。

六笠さんから結婚式に頂いた言葉・・・
「結婚おめでとう 今日の良き日にこれから
 2人が本当の意味でプリンス プリンセスになれるように陰ながら
 応援しています。」

私がその言葉に感じたことは・・・
東京でなく、ここに居てもホテルマンとして真に大切なことは
あなたが必要と思ってくれる、お客様そして同僚が たくさんことが
本当の意味でプリンスホテルのプリンスです。それが六笠さんが私達夫婦に
対しての結婚に対しての応援でした。
そして六笠さんから結婚の祝いに頂いた
ロイヤルコペンハーゲンの一輪挿し陶器
手書きの絵付けは、綺麗な羽を持ち、まだ羽ばたいていない
孔雀の姿でした。

それはこれです。
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今 私達夫婦の仕事
従業員を増やせば、もっと会社を大きくできるのに・・・
言い換えれば、「儲かるのに・・・」

そんなにこだわらなくても、お客様は求めてないのに・・・
言い換えれば、「妥協をすれば楽なのに・・・」

家は、いろんな方がいろんな作り方をします。
それは、いろんな考え方があると思います。
共通して言えることは「儲けが先行すること無く全てに於いて妥協しない」
ことが大事なことだと思います。

私達夫婦 が作る「0h!の家」は表札までデザインします。
私達夫婦が「住みたいと思える家」がコンセプトです。 

儲けを先行しない為に 7年前から従業員を雇わないことにしました。
そうすることのより、従業員の給料を気にしなくてもよくなり
妥協をせず、力一杯の0h!の家ができるようになりました。

私達夫婦が年間できる家の件数は最大で6軒程度です。
それが・・・松下幸之助 相談役が言われた言葉
「無理して売るな。
 客の好むものを売るな。
 客のためになるものを売れ。」の心だと思います。
 六笠さん、私達夫婦の羽は少しは羽ばたいていますか・・・

投稿者:階地忠浩  | コメント (0)

2013年05月22日 12:32

村野藤吾氏と私(階地忠浩)の思い出

1981年私(階地忠浩)はホテル学校を卒業して20才の時
念願のホテルマンになりました。
就職先は株式会社プリンスホテルに入社しました。

勤務先は高輪プリンスホテルのレストラン 外観は今も当時と変わりません。
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配属先は希望通り「ステーキハウス桂」でした
桜の綺麗な貴賓館のある前にあるレストランです。
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噴水の手前に屋根だけ見えるのが「ステーキハウス桂」です。
レストランの玄関はこんな感じですが・・・
わたしの記憶と違うので改装をしています。
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入社から1年後1982年に新高輪プリンスホテル開業に合わせて移動しました。
所属先はルームサービスでした。
レストランが希望の私は少しガッカリしたことを覚えています。

新高輪プリンスホテルは、こんなホテルです。
当時と変わらず美しい外観です。
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このホテルでの思い出を書かせて頂きます。
1982年5月「苗場プリンスホテル」から帰任した私は新高輪プリンスホテル
に移動になりました。
ルームサービスに配属になり、オープンしたばかりのホテルです。
そのホテル「新高輪プリンスホテル」を設計したのは日本を代表する建築家
村野藤吾さん(以下、当時の呼び方で村野先生と書かせて頂きます)でした。

写真は村野先生です。眼鏡を掛けてない写真が多いのですが
私(当時21才)のイメージは、おだやかな感じのする白髪のお爺さんでした。
ちょうど、こんな感じと思う写真がありました。
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私がお会いした時は村野先生は91才でしたが、70代にしか見えませんでした。
村野先生は93才の1984年に他界されましたので亡くなる2年前の出来事です。
実は村野先生は、ちょくちょくホテルに泊まられていました。
有名な方でしたので、食事はレストランを利用すると落ち着かないのか・・・
ルームサービスで食事をされることが多かったです。
宿泊をされる際になぜかいつも、私が料理を運んでいました。
当時の私は建築に興味が特別ある訳でもなく・・・
たんたんと失礼の無いように気を配っていた程度でした。
そんな、ある日の夕食をオーダーされました。
注文内容はサーロインステーキです。
村野先生はご高齢(91才)でしたので、どなたか居られるのかな〜
と思いながら、ステーキのソースが皿にちらないように用心しながら
ゆっくりとワゴンを押して、お持ちしました。

こんな感じです。(写真は現在の新高輪のルームサービスワゴンです)
ただクロスは当時ピンクでした。

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部屋の前の格子戸を引いてベルをならすと迎い入れて頂いたのは
村野先生でした。食事をされるのは村野先生でした。
いつものように、テーブルセッティングをしていると・・・
ベットに座っていた村野先生が、こう言われました。

村野先生「きみ、このベット普通より高さが低いの解るかい」
階地  「はい 私が今迄勤務したホテルの中で一番低いと思います。」 
村野先生「なぜだか解るかい」
     当時21才の私は解らないと言うと失礼になると思いましたので
     その場しのぎに・・・
階地  「お子様やご高齢のお客様はベットが高いと使いづらいと思われます
     ので、全てのお客様のことを考えて高さを低くされていると感じています」

村野先生「そう・・・それもある
     この高さにしたのは、日本のスタンダード部屋の広さは狭いので
     話をするときベットに座って相手と話すことができれば、お互いに
     話がしやすいでしょ 
     一番話しやすいベットの高さを考えると、この高さになったんですよ
     それと、部屋が広く感じます。」

なるほどと思いましたが・・・
日本を代表する建築家と意識していない私は最初は自慢をしているのかな程度でした。
次の村野先生の行動に、自慢なんかじゃないとはっきりわかりました。
村野先生が、こっちにおいでと窓側に置かれた椅子に案内されました。
といってもスタンダードツインですので30㎡ですのでベットの隣です。

村野先生「この椅子に座ってごらん 座りやすいでしょ
     ソファーのように座り心地を感じるように作ったんだよ
     木部(肘掛け)がもう少し馴染むように作れれば・・・
     そしてバルコニーを開けられました。」

村野先生はルームサービスをしている私に建築家の思いを伝えられたのです。
そう、レストランに勤務していたら経験できないことでした。

その椅子は新高輪プリンスのために作られた「プリンセスアームチェア」
で日本人の体系に合わせ小さめに作った非売品です。
現在 新高輪グランプリンスホテルの客室では使われていませんが
見つけました。これです。なつかしい・・・
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続きです。

階地  「村野先生 私のような新米ホテルマンに教えていただいてありがとう
     ございます。 このことは同僚に伝えます。」

     そして前から気になっていたことを質問しました。

    「村野先生は、いつもスタンダードツインに泊まられますが、先生が
     作られたホテルですので、もっと広いスイートルームの方が広くて
     快適に宿泊できると思いますが・・・どうしてですか?」

ちょっと失礼な質問でしたが・・・若輩の私に丁寧に、返答くださいました。

村野先生「スィートルームは一部のお客様にしか利用していただけないでしょ
     大切な部屋は一番利用して頂いているスタンダードなツインルームです
     たくさんのお客様が泊まって頂いている、この部屋に定期的に泊まって
     確認しているのですよ。」

どんな仕事でもプロは「こうあるべきだ」と教えて頂きました。
ご自身がお客様の立場になって考えた ベットの高さ、ソファーの必要性 
そして、完成後もお客様のことが案じている姿勢に感動しました。

これが、新高輪グランプリンスのスタンダードツインです。
そのころの面影もありません。
白をベースにブルー色か薄いピンク色の小花がモチーフになった壁紙から変更され
ベットも取り替えられ、猫足のプリンセスチェアもなくなり・・・
小花の模様が入ったベットカバーも変更されています。
お客様の好むインテリアになっているのでしょうが・・・
お客様のためになるインテリアではなくなっています。
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話はもどります。
そして次の日に、びっくりする出来事がありました。
後日だったかもわかりませんが・・・とにかかくいつものように
スタンダードツインの部屋に伺いました。
通常、ルームサービスは食事をされた後は部屋の前にワゴンを出すことが
通例なのですが、村野先生は部屋の外に出さずに私が来るのを待っていました。

そして、前日に食べられたロースステーキの皿に置いてあるミートナイフ
を手に取られて、こう言われました。

村野先生「ステーキは美味しかったですよ、ただこのナイフでは肉を切りにくいです。

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    そう思いながら肉を切っていたら、良いことを思いつきました。
    大工のノコギリのようにすれば、良く切れます。
    大工のノコギリに歯が無ければ木は切れません。それと一緒です。

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    ノリタケに言って、このナイフの歯にギザギザを加工してもらいなさい。
    忘れないように、堤さんに伝えてくださいね。」

そんな時まで、利用されるお客様のことを考えているとは・・・
少なくとも、私は毎日勤務していて気付きませんでした。
新米のホテルマンは村野先生の功績や建築での感動ではありません。
仕事とはプロとはこうあるべきと教えられたあとに・・・
こんどは、常に「お客様の好むものではなく、お客様のためになるもものを24時間
考えている姿勢」に感動を通り越して、驚愕を覚えました。
それから、私の考え方が変わりました。21才の時です。

松下幸之助 相談役が同様のことを商売の観点からこう言われています。
これが、わたしの仕事の指針です。
「無理に売るな。
 客の好むものを売るな。
 客のためになるものを売れ。」

家は35年のローンを組んで買われるのならば、35年以下で立て替えに
なる家は作ってはいけない。
流行のスマートハウスは、客がこのむ家であるかもしれないが
客のためになる家ではない。
村野先生とのお会いしてから31年・・・今、私はそう思っています。

後日、ミートナイフは全てノリタケがギザギザを付けてくれました。
その頃は、ギザギザを付けたナイフはなかったように記憶していますので
ギザギザの付いたナイフはその時に村野先生が考案したのではないかと思います。


通算して、どれぐらいの時間を一緒にいたかは覚えていませんが
まちがいなく91才の建築界の巨匠と21才の新米ホテルマンの2人の時間でした。

それから・・・31年が経過しました。
現在、私と妻で お客様の家を建てさせて頂いています。
村野先生 松下幸之助 相談役の考え方に近づけるように
「お客様の好む家」ではなく「お客様のためになる家」を目指して・・・

最後に、かいちまさこが6年前に買ってくれた
村野藤吾 建築図面集です。

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投稿者:階地忠浩  | コメント (0)

2013年05月21日 20:01

ワイン道 その3

今回は、どんな料理にどんなワインが合うかを書きます。
日常を想定しています。
ワインと料理が良く合う事をマリアージュと言います。
直訳すると結婚です。
その意図はワインに足らないものを料理が補い・・・
料理に足らないものをワインが補う・・・
お互いが存在することによりなくてはならないものになる。

結婚式のスピーチのようですが、そう言うことです。

今回は白ワイン
日常を想定しています。(価格は1,000円程度のワイン)
白ワインには塩分が含まれていません。
塩分はありませんが、酸はあります。酸味です。
1,000円位のワインには柑橘系の香りが含まれることが多いです。

作られた料理に、スダチやレモンなどを絞って食べたら良いな
と思う場合は、よく合います。
ただスダチやレモンを絞らずに白ワインにその役目をしてもらいます。
逆に作られた料理に塩をすこし強めにします。
そうすると、白ワインに足らない塩分を補うことができます。

たとえば刺身は塩とオリーブオイルを掛けます。
醤油は使いません。
そうすると刺身の生臭い感じがオリーブオイルで調整されます。
白ワインに足らない塩分を補填し、白ワインにある柑橘系の香りが
刺身とワインを一体にさせます。

焼き魚も同じ内容ですが・・・
ご飯を合わす事は想定していません。
ご飯を食べながらは・・・個人の主観でお願いします。

おすすめの白ワインは

ミュスカデ セーブル・エ・メーヌ
フランス ロワール地方のワインです。
セーブル・エ・メーヌは日本語に訳すると澱の上と言う意味です。
上澄みを便詰めしたフレッシュで爽快感がするワインです。

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醸造者は違っても当たり外れのないワインです。

そして有名なシャブリ フランス ブリュゴーニュ地方のワイン
この地域は寒く冬にはバーナーを畑に置いて空気を暖めれるそうです。

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イタリアのソアーヴェ
これです。醸造者は沢山ありますが、味のバラつきはありません。

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ミュスカデとソアーヴェは、そんなに味のバラツキがありません。
シャブリは1,000円〜10,000円を超えるものワインもあり味の基準が
素人では解りづらいです。
シャブリを買う場合は、安い価格のものから買ってください。
それが1,000円のシャブリでも
10,000円のシャブリと比べて10倍の美味しさはありません。
ワインの美味しさは価格の差と比例はしません。
だから・・・
芸能人がテレビで間違うのです。
その料理と・・・
そのワインが・・・
マリアージュしていれば・・・
そのワインは何倍にも美味しく飲む事ができます。


投稿者:階地忠浩  | コメント (0)

2013年05月21日 14:06

西宮市 O邸 外構・植栽完了

5月21日 今日で西宮市O邸の外構・植栽工事が完了します。
これで O邸の工事は全て完了しました。

O様とは2011年11月19日にお会いしてからですので
ちょうど、1年半が経過しました。
思い起こせば・・・
基礎を着工したのが、昨年の9月
棟上げが10月19日 お会いしてから ちょうど11ヶ月後でした。
それから7ヶ月が経ち ついに完成しました。

道路から見た専用通路部分です。
兵庫県 播磨地域から来た アンティークレンガです。

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アンティークレンガは、こんな感じで貼りました。

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シンボルツリーを植えます
この植栽達は、わたしの自宅で かいちまさこが生産農家の皆さんから
分けて頂き・・・この日迄 毎日水をやり育てた木達です。

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かいちまさこ の思いがこめられたこめられたオリーブです。
小豆島から、O邸にやって来たミッションと言う種類のオリーブです。
無事育ってください。

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門柱です。
美しい出来映えです。
ポストは かいちまさこ がデザインしたオリジナルです。
表札は これから制作します。
今回の書体文字は・・・かいちまさこ が書いた文字で作ります。

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ポストの後ろには、洗い場があります。

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洗い場から家の犬走りにかけては、自転車が置けるようにアンティークレンガ
を貼っています。

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雨の日に自転車が濡れないように庇を付けました。

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家の後ろ側には、タイルのシンクを作りました。

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O邸のアンティークレンガ数は・・・
2200枚だったそうです。
1枚づつ・・・積んで 貼って 切って・・・
人の手が多くかかる物は、美しいものです。
外構の村田さん
今回も美しい仕上がり ありがとうございました。

投稿者:階地忠浩  | コメント (0)

2013年05月20日 21:13

ワイン道 その2

スパークリングワインで、もう一つ
映画で印象のシャンパンを・・・
シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で出来た
スパークリングワインだけに付けられる称号です。

そして私の記憶に残る場面は2つの映画


一つ目
「君の瞳に乾杯」


このフレーズは、だれでも聞いた事があると思います。
イングリード・バーグマンが綺麗で・・・
ご高齢の方・・・1942年の映画ですのでオンタイムで、見られた方
は少ないと思いますが・・・話の種には良いでしょう。
そのシャンパンは、GHマムです。

それと、F1のシャンパン掛けに、よく使っているシャンパンです。

価格は4,000円程度です。

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この映画は、私のオンタイムです。
「プリティ・ウーマン」 現代のシンデレラ物語です。

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リチャード・ギアがジュニア・ロバーツをホテルに連れて行きます。
ルームサーズスで注文したシャンパンが・・・
「モエ・シャンドン・ブリュット・アンペリアル」
苺と一緒に飲むシーンが印象に残っています。
この飲み方は、だれでも美味しいと思う・・・鉄板の合わせ方です。

モエ・シャンドン・ブリュット・アンペリアル これです・・・
価格はこれも・・・4,000円程度です。

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同じモエ・シャンドンでもドン・ペリニヨンならば12,000円位
しますが・・・映画で使われたのは、アンペリアルです。

こんな、ワインの裏にある物語をワインに添えてプレゼントしてください。

他にも・・・
マリリンモンローが好きだった、ハイパー・エドシックとかもありますが
シャンパンには映画が似合います。

モエ・シャンドンに苺をそえてプレゼントしてください。

投稿者:階地忠浩  | コメント (0)

2013年05月20日 18:33

ワイン道 その1

私(階地忠浩)が、20代の頃にソムリエをしていまいたので
よく、ワインの事を聞かれますので定期的に書きます。
第1回目は、プレゼントして喜ばれるワインです。
価格が高くなくても、ワインのストーリーがあれば嬉しく感じるものです。

今回、紹介するワインは南アフリカで作られるスパークリングワイン
「グラハム・ベック・ブリュット」です。
楽天で1,800円程度で売られています。

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そのワインのストリートとは・・・
この方です。
21950f5e.jpg

オバマ大統領は大統領選挙への出馬を決心した2008年2月の
夜の事です。
ミッシェル夫人と地元シカゴで、いきつけのレストランに言ったそうです。
そこでソムリエからすすめられたのが、このスパークリングワインです。
「グラハムベック」は1994年アパルトヘイトから解放され黒人指導者
であったネルソン・マンデラ氏が南アフリカの
初代大統領として選出された時に祝杯として
この「グラハムベック」を酌み交わしたそうです。
グラハムベックの経営者は、マンデラ氏と共に人種差別
を戦った人です。

マンデラ大統領の写真です。
6e9d8bcd.jpg

マンデラさんは人種差別が、当たり前だった世の中で
異を唱え27年の収監にも耐え南アフリカ大統領になる・・・
そして・・・マンデラさんの大統領就任式で振る舞われた
スパークリングワインです。

シカゴのソムリエがオバマさんにプレゼンした内容は
解りませんが、こんな感じで勧められたのでは・・・


「オバマ様
 このスパークリングワインはマンデラ氏が就任の時に振る舞われたものです。
 バラは赤であったり・・・黄色であったり・・・白であったり・・・
 黒であったり、いろんな色がありますが、それをどちらが上かを
 争う事は日常にありません。

 ロバート・ゼメキス監督が取られた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
 に出て来た、黒人の従業員が言った言葉を思い出します。
 「ロナルド・レーガンが大統領になるんだって・・・
  だったら俺も大統領になれるのかもな」
 夢を実現させてください。その門出の祝いに相応しいワインです。」


そんな感じのプレゼンをしたのでは・・・
そうでなかったとしても、近い言葉で説明をされたと思います。
そのソムリエが白人ならば、もっと心に響きます。
 
ワインの味わいに魅せられただけでなく・・・
ワインの物語が美味しくしてくれたのだと思います。

オバマ大統領は、そのレストランにある在庫の6本を全て購入され
大統領選挙の11月4日に現実の日になり
シカゴのグランド・パークで、あの有名な「勝利宣言」をする前に
関係者と、この「グラハムベック」で祝杯を上げたそうです。
 
今でも、ホワイトハウスで振る舞われるワインです。
それも、その思いからノンヴィンテージ(醸造年がないワイン)
1800円程度のスパークリングワインですが・・・
味も旨いワインです。
シャンパンと同じ製法で作られます。
その味は、シャンパンの繊細さにには掛ける物の歩くような
力強さがあり、通常の果樹に合わせるのでなくスモークをしたサーモン
やハムなどに良く合います。
 
そんな、ことをプレゼントされた時に伝えながら話ができれば
楽しいひとときになります。
プレゼントされるワインに、こんな「物語」のスパイスを振りかけると
その味は2倍以上になります。

ただ、グラハムベックは、いろんな種類がありますので
そんな物語になったワインは、間違えないように
掲載した写真をもとに、購入してください。

後で・・・プレゼントした相手が価格が手頃だと気付いたとしても
相手は、そんな物語のあるワインを心地よく思われると思います。
このワインを返して奥底にある平等・信念・・・
価格でなく、心に残るセレクトだと思います。

このワインとスモークサーモンとロースハムを片手にどうぞ・・・


 


 
 

投稿者:階地忠浩  | コメント (0)

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