「ロータリーエンジン」といえば「マツダ」と言われるほどその知名度は高く、スポーツカーファンにはたまらないエンジンですよね。究極のターボとまでいわれた「シーケンシャルツインターボ13B型」は、3代目「7(セブン)」に初搭載され、乗ったときのあの加速感は、未だ私自身の体が覚えているほど。しかし、マツダの代名詞的存在だったロータリーエンジンが、皮肉なことに、燃費の悪さなどから逆に市場で受け入れられなくなり、合わせて訳のわからない販売チャンネルの展開が大失敗、挙句の果てに異常な値引きや、自社代替顧客へのこれまた異常な下取り対策などから、一時は「マツダ地獄」などと揶揄された時代もありました。まぁ、「4つタイヤが付いていたら、何でも売ってやる!」といった企業姿勢ではわからなくもないですね。そんなマツダにも、「世界最高水準の技術はある!今のマツダに欠けているもの、それは財務やマーケティングなどの「経営力」である!」と解いたフォード出身の三代目社長マーク・フィールズ氏は、MBLD(マツダ・ビジネス・リーディング・デベロプメント)という社内プロジェクトを行なったそうです。これは社員一人一人に経営の力をつけさせ、一人一人が経営者となり、企画・立案することを目的とするもの。結果、その効果は工場にまで波及し、工場内には今でも「銭は有限、知恵は無限」などと書かれているそうです。一人一人のわずかな経営者的感覚が、企業そのものの方向を変えたことで、最近のマツダの新型車には魅力的なものが多いように感じます。1974年以来、ずっとフォードと提携を結んできたマツダは、フォードから弱点を補ってもらい、今では逆に過去最悪の1兆4500億円もの赤字に苦しむフォードを技術面からサポートしています。フォードと比べ、企業規模からするとまだまだ小さいマツダですが、マツダの 「黒船」 とまで言われたフォードをどこまで支えきることができるか、今後の展開に目が離せませんね。
高い技術力があるからこそマツダのような復活劇ができたわけですが、その技術が生まれる「現場」に目を向けた、現マツダ会長兼社長である井巻久一氏こそ、今後のマツダを牽引してゆくに最も相応しき人物なのかもしれません。気さくな感じの井巻社長は、現場上がりの経営者というだけでなく、「ものづくり大国日本」の現代版経営者なのかもしれません。@@電気の経営再建にみるように、金融はプロでも、投資した資金のリターンばかり気にしているような、「ものづくりド素人外資系企業」の誘導による経営再建では、フォードと出会う前のマツダのようなものです。昨今のそんな経営再建に苦言を呈しているかのようにも感じる井巻社長の経営戦略に、若輩者ではありますがエールを送らせて頂きます!そんなマツダは今、新たな技術革新にまい進しています。それは代替燃料に水素を利用する方法で、そこで注目されたのがロータリーエンジンのようです。通常の4サイクルエンジンよりも圧倒的に効率よい燃焼を行なえるロータリーエンジンは、これからのマツダの飛躍に、また欠かせない技術となることでしょう。もうロータリーエンジンとは「くされ縁」ですね。兵庫県西宮市出身の井巻社長、マツダ躍進をお話をもっとお聞かせ願いたく思いますので、芦屋にお越しの際は是非お立ち寄り下さい…!?(美味しいフレーバーティーお入れいたします^^)
