国際問題化する水不足

「地方の小さな利益を求めることなく、首都(北京)のために地方は貢献せよ!」
中国政府が発したセンセーショナルな言葉に戸惑いを感じながらも、とあるTV番組から目が離せなくなりました。

山西省にある小さな村…。すでに水不足に直面しているこの村の土地は、完全に干上がっており、収入源の源となる作物すら作れない状態。そんな現状を映し出したカメラが次に捕らえたものは、なんと村のすぐ近くにある大きな湖…!? 村長曰く、「我々村人がこの水を使うと、湖の水が減ってしまいます。村人の気持ちも理解できるが、ここでの利益など、首都の利益に比べれば小さな利益…」。国の方針は、こんな小さな村まで浸透しているようです。また、この村には、以前まで400人ほどが働く国営工場がありましたが、首都へ利益を集中させる理由から閉鎖されたそうです。元工場長は涙ながらに語ります「我々が存在することを国は忘れていないだろうか…」
 一方首都…。路上洗車が社会問題化しており、それを取り締まるため、水務局の「水政観察隊」なる組織が、犯罪防止に躍起になっているようです。 1回わずか80円の路上洗車代は、食費や子供を学校に行かせるための大切な収入源。もちろん、違法行為なため、捕まればなんと罰金1万円です(日本の洗車がおよそ800円とすれば、なんと10万円もの罰金が科せられている訳です。)。山西省の村人といい、リスクを犯してまで路上洗車で生活費を稼ぐ人々といい、中国が抱える社会問題を解決するには、「水」という資源や経済的な問題を解決することもさることながら、真の文明社会となるための「国の意識」を変えることかもしれません。いよいよ来年となった北京オリンピック。このオリンピックの「成功」が、皆様にはどのような「かたち」で映るのでしょうか…

水不足。それは中国だけでなく、島国である日本も決して他人事ではありません。季節はもうじき夏。今年もまた、全国で水不足に悩む人々映像を目にすることに…!? そうならないためにも、今から節水を意識しましょう!

投稿者 竹中猛 : 15:58

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コメント

日本はものすごい輸入国ですものね
「バーチャルウォーター」の。

国内だけではなく、貿易相手国の水を搾取しない
そんな生活を目指したいものです。

投稿者 せらお : 2007年06月20日 22:59

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