今月1日より、太陽光発電で余った電力を電力会社が倍額で買取る制度が始まりました。低炭素社会の実現に向けた非常に期待される制度ですが、いろいろと問題もあるようです。それは、倍額で買取る費用がすべての人の電気料金に跳ね返ってくるため、設備を持たない人にとっては負担が増える点です。そして、もう1点は、「10年でもとが取れる」と言った、マスコミなどの情報が本当に正しいかどうかです。
そこで、簡単な試算をご紹介!^^
≪基本条件≫
■4人家族(4kw設置) *一般的な必要数値
■太陽光発電設備費用240万円
■年間発電量・・・・約4000kw(1kwあたり1000kwhとして)
*kwとは電力量・kwhとは仕事率
ケーススタディー
発電した分をすべて売れた場合(10kw未満48円)
48円 × 4000kw = 192,000円
2,400,000円 ÷ 192,000 = 12.5年
具体的には…
2,400,000円 - (192,000円 × 10年)
1480,000円 ÷ 96,000円 = 5年
上記のような非現実的な計算でも15年かかります。発電効率(売電)や、故障によるメンテナンス費用なども一切かからないとした場合の計算でも15年です。故障については、産業技術総合研究所より、3台に1台の割合で故障に遭遇しているといった調査結果もあり、なかなか現実は厳しいようです。故障の主な原因は、直流を交流に変換するパワーコンディショナー(インバーター)のようですから、今後、改良されれば故障も減りますし、需要が高まればイニシャルコストも下がると思われますので、今のところは何年でともが取れるか正直微妙ですね…。
とは言うものの、どれだけ計算したところで思い通りにならない訳ですから、低炭素社会に向けた取り組みそのものを評価するべきですね^^ 私はマンションに住んでいるため負担は増しますが、それでも私は賛成ですよ^^ 強いて言わせてもらえれば、少子化対策やエネルギー問題などから見受けられるように、何かと場当たり的な制度が多い日本だけに、今回の制度が長期的な取り組みとなるようにしてもらいたいものです。
