測量できない測量士

10年近く不動産に携わっていますが、初めて出会いました…。
本来ならば、名前も公表したいところですが、今回の出来事を私が紹介する趣旨は、今後皆様が同じようなケースに巻き込まれないために…、との思いからですので公表は差し控えました。
測量というといつもなじみの測量士さんに依頼するのですが、今回のケースだけは特殊事情もあり、面識のない測量士Aさんに依頼する事を売主様に勧めました。と言うよりも測量士Aさんしか選べなかったのですが…。これが後に悲惨な結果を招くとは思いもしませんでした…。
経緯をお話しすると長くなるのでここでは省略します。結論だけをお伝えします。

1.測量士Aさんに対し近隣住民が不信感をもっている
  ⇒確定測量の場合、隣接地所有者様の実印・印鑑証明が必要になります。それだけに、書類の必要性を十分に説明しないと、なかなか隣接地所有者の方々の協力など頂けません。にも関らずこの測量士Aさんは、「ここに実印押して、印鑑証明を○日以内にほしい」と言った説明しかしなかったようです。同じ事を、別の隣接地所有者の方も言っておられたので事実なのでしょう。その証に、ことの事実確認するために、測量士Aさんを連れて一緒に隣接地所有者の方々へ挨拶回りをしてみたのですが、私一人のときは穏やかな隣接地所有者様が測量士Aさんの顔を見るや否や憤慨するほどです。

2.測量費用を後から上乗せしてくる
  ⇒測量する経緯の中で、当初予想していなかった費用がかかるのも測量にはありがちです。しかし、上乗せしてきた費用には、「近隣交渉が難航したため」などの理由から、請求書の項目欄に「測量に係わる諸経費全般」として数十万円を請求してきました。近隣交渉に難航…!? 難航したのもAさんあなたのせいでしょう…。

3.不動産の取引内容について口出しする
今回の土地取引は売買です。売主は買主から売買代金の全額を受領したときに、売主から買主に所有権移転します。にも関らず、この測量士Aさんは、引渡しまでに測量が間に合わなければ、「とりあえず持分登記したらいい」などと、本来の取引にない取引方法を売主様に伝えたために、売主様自身も測量士Aさんに不信感をもつ。

以上、とにかくありえないことだらけです。ポケットに手を入れたまま頭下げて隣接地所有者様と挨拶する姿など見てると、何を言っても無駄な測量士なんでしょう。
この測量士Aさん、いつも公的機関を相手に取引ばかりしているようで、市役所などが現地立会いに来た時などは、地面に頭がつきそうなほどペコペコしていました。測量士Aさんに依頼をせざる終えない特殊事情もそこにあったのですが…。
「測量できない測量士」とタイトルには書きましたが、測量そのものはなんとか出来上がりました。ただ、測量というものは「交渉力(対話力)」です。結果的に測量ができれば良いというものではありません。測量士が原因で近隣との関係が崩れては、そこに今後住む買主様にとってかなりマイナスです。今回のケースは測量士に対しての不信感のみで、近隣の方との関係に問題がでる事はありませんでしたから、自分で自分を褒めるのも恥ずかしいですが、何度も近隣の方ともお会いし、問題測量士とも一緒に挨拶回りなどをした事が、結果的にはよかったと思います。
皆様も測量の際は十分注意してください。例えば費用が安いからといって飛びついては絶対いけません!測量技術などは、このご時勢、測量機器で何とでもなるものです。必要なのは「交渉力(対話力)」です。そういった意味では、紹介などを通じて安心できる測量士を紹介してもらうことが一番いい方法かもしれません。
最後に、今回のような測量士は本当に稀です。すばらしい技術と交渉力(対話力)を持って、日々業務に携わっている方がほとんどです。不安をあおる意味で今回のお話をしたわけではありませんので、くれぐれもご承知おきください。なお、測量についてのご質問などありましたらお気軽にお問い合わせ下さいね^^

投稿者 竹中猛 : 16:11

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