偕老同穴

新聞や雑誌、TVなどでは「不景気」の言葉ばかり。構造改革という名の下で、一気に推し進めた米国指図とも言える「改革」で雇用不安が生まれています。

社会そのものが結果を急いでいる…。そんな記事に目がとまりました。
書店には「2週間で英語が話せるようになる!」とか「この資格を取れば年収UP」とか「たった1ケ月で10kg痩せる方法」などなど、今のキーワードは要するに「インスタント」であり、できるだけ短い時間で、できるだけ多くの効果が上がることに人が群がるというのです。確かに雇用自体も「成果主義」を取り入れる会社が多くなり、その構造こそ、記事で言うところの「インスタント」に近いものです。
そもそも長い時間をかけて能力の熟成を待つような国民性が、成果主義というビジネスモデルによって失われている。人間の能力のうちには短期的に開花するものと、起動するまでに長い時間を要するものがあり、スケールの大きな能力こそ膨大な「無駄飯」を食べないと起動しない。日本社会は久しくこの「無駄飯」を惜しんできた。終身雇用年功序列はこの「たいせつなこと」を教えてくれる…と。

社会そのものを少しづつスピードダウンさせて、子供の成長をのんびり待つことのできるようなマインドも「ある意味においては」必要なのかもしれません。何が正しいかではなく、いろいろな意見を持つ方々でよりよい雇用環境が一日も早く整備されることを願うばかりですね…

投稿者 竹中猛 : 13:13

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